ジョニゴンがバルガスに挑戦か

　昨年11月21日に三浦隆司(31=帝拳)に逆転の9回TKO勝ちを収めてWBC世界スーパーフェザー級王者になったフランシスコ・バルガス(31=メキシコ)の初防衛戦の相手に、元世界2階級制覇王者のジョニー・ゴンサレス(34=メキシコ)が有力候補として浮上している。

　バルガスは三浦に勝って戴冠を果たしたあと、初防衛戦の時期について「4月か5月ごろ」と希望を口にし、三浦との再戦に関しては「条件しだい」と乗り気ではない様子だった。そのバルガスの初防衛戦の相手としてゴンサレスが浮上したのは、同じゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)系列の選手という点と、バルガスにとって与し易い相手と考えられているからと思われる。まだ交渉段階と伝えられるが、まとまれば興味深いカードといえる。バルガスは24戦23勝(17KO)1分、ゴンサレスは69戦59勝(49KO)10敗。
　このほかバルガスの初防衛戦の相手としては元世界3階級制覇王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)の名前も挙がっている。バルガスを擁するGBPは5月7日に計画されるWBC世界ミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の初防衛戦の前座で起用したい考えがあることも明かしている。