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[試合速報]2015.12.31

大阪は井岡一翔と高山勝成

 WBA世界フライ級チャンピオン井岡一翔(井岡)とIBF世界ミニマム級チャンピオン高山勝成(仲里)が防衛戦。大晦日、大阪の陣。アンダーカードには日本タイトル戦と東洋太平洋タイトル戦も用意された。試合速報を配信中!
*「続きを読む」でアンダーカードの試合後コメント。
日本と東洋太平洋タイトルマッチ
 大晦日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で行われたダブル世界戦のアンダーカードで日本スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の石田匠(24=井岡)が同級5位の大塚隆太(30=18鴻巣)を迎え4度目の防衛戦。東洋太平洋バンタム級タイトルマッチでは王者の山本隆寛(25=井岡)が同級14位のストロング小林佑樹(24=六島)を迎え初防衛戦に挑んだ。
山本、初防衛に成功
 東洋太平洋バンタム級タイトルマッチは序盤から山本が右を強振しペースを握る。小林は前に出ながら左右のボディを狙う。しかし、1ラウンドからダウンを重ねる山本が2ラウンドまでに4度のダウンを奪いTKOで初防衛に成功。試合を山本は「もっとしっかり組み立てられたらよかったんですが」と反省の言葉から会見を始めると「もう1回体を作り直してスタミナ、パワーを鍛えて来年も勝ち続けたいです」と最後は笑顔で会見を終えた。
石田、4度目の防衛に成功
 日本スーパーフライ級タイトルマッチでは王者の石田と挑戦者の大塚がジャブの差し合いから試合はスタート。1ラウンド中盤、石田がジャブから右ストレートを振り抜くと大塚の膝が揺れ好機とみた石田がラッシュを仕掛けダウンを奪う。ここはゴングに救われた大塚だが続く2ラウンド開始直後さらに石田の右が決まり大塚が2度目のダウン。そこから立ち直りを見せた大塚だが4ラウンド、ダメージのたまった大塚に右ストレートが決まり大塚陣営からタオルが投入されたと同時にレフェリーが試合を止めた。石田は4度目の防衛戦をTKOで完勝すると「これで僕の気持ちとしては日本タイトル卒業と思っています。4月、9月とスッキリしない試合をしたけど、自分がそれを経験して強くなったと実感していたので今日はスッキリです。来年は世界を獲ります」と日本タイトル卒業と世界へ目を向けた。

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