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[試合後談話]2015.12.27

阿倍野で激戦!

 27日、大阪・阿倍野区民センター1部(第1試合開始12:30)で開催されたメインイベント、日本Sウェルター級タイトルマッチ、王者・野中悠樹(36=井岡弘樹)の3度目となる防衛戦に臨んだ。挑戦者は同級1位でこれが5度目のタイトル戦となる斉藤幸伸丸(36=輪島功一S)。序盤から挑戦者の斉藤が積極的に仕掛け、野中も一歩もひかない姿勢をみせた。
満員となった阿倍野区民センター
 序盤はタイトル獲得に燃える斉藤が右ストレートを中心に積極的に攻撃を仕掛け上々のスタートを切った。王者としての意地をみせる野中も打撃戦に応じてパンチをヒット。前半を2〜4ポイント差でリードした野中だったが、6回に斉藤の左ボディで腰を落とした。チャンス到来の斉藤だったが、野中は足を使って攻撃を外すと有効打を決めてポイントを重ねた。後半戦は追い込んだ斉藤だったが、野中が逃げ切り判定で3度目の防衛を飾った。
接戦を制した
 快勝で応援に来ていたお客さんと写真撮影に応じた後に会見に臨んだ野中は「最初、カウンターを狙い過ぎて足が止まってしまった。途中、ボディが効いてしまった。追撃されたら危なかった。なんとか結果を出して次に繋がった」と安堵の表情。次戦も指名挑戦者との防衛戦が続く野中だが「細川選手とも決着をつけたいし、常に強い相手と戦っていきたい」とさらなる目標を掲げた。
タイトルに執念をみせたが…
 5度目の挑戦も実らなかった斉藤は「前半、そんなに取られているとは思わなかった。ヒット数は僕の方があったのですが…」と唇を噛み締めた。「途中、ボディで相手が効いているのがわかったが、詰めることができなかった。ここがダメなところ。会長と違うんですよね」と反省した斉藤。「気持ちは充実していた。ただ、今はゆっくりしたい」と今後に関しては明言を避けた。
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