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[前日計量]2015.12.13

注目のSフェザー級祭り
内藤律樹vs尾川堅一

 明日14日の東京・後楽園ホールでは「ダイヤモンドグローブ&DANGAN148」、Sフェザー級の日本、OPBF東洋太平洋タイトルマッチが開催。無敗の日本王者、内藤律樹(24=E&Jカシアス)には指名挑戦者の尾川堅一(27=帝拳)が、OPBF王者の伊藤雅雪(24=伴流)には同級3位の江藤伸悟(26=白井・具志堅)が挑む。この階級の国内トップ選手が集うイベントとあって、チケットはソールドアウト。ファンの関心の高さをうかがわせる。13日に都内で行われた計量は、4選手ともコンディションは良好で一発クリア。万全の準備をアピールし、明日の決戦に向け意気込みを語った。
試合の模様は18日深夜27時からフジテレビ(関東ローカル)で放送される。
良い試合になると思う
 計量は両者ともリミットの58.9kgでパス。サウスポーの内藤は8月末からの米国合宿、先月にはWBA世界同級王者・内山高志(36=ワタナベ)とのスパーリングで刺激を受け、「練習とコンディションは完璧。成長を感じた」と話す。挑戦者は8連続KO勝ちでタイトル戦線に浮上した尾川。キレのある一発は要注意との質問に「見やすい正直なパンチ。もらわないと思いますよ」と軽く受け流した。理想は後半にスパートをかけてのストップ勝ちだが、内山も一目置くスピードで判定でも完勝できると強気だ。今回が4度目の防衛戦となるが、最後の刺客を退けたあとはタイトル返上を希望し、世界へのステップに繋がる試合をしたいと語った。
この試合が分岐点
 一方、今回がタイトル初挑戦となる尾川は、注目のカードとあって気持ちが高まり、明日のリングが楽しみと笑顔でコメント。今年はすでに3戦し、そのうち世界ランカーを含む2戦はサウスポーとの対戦で、1年を通しての左対策に絶対の自信を示した。「スピードは一緒に練習をしてきた下田さん(元WBA世界Sバンタム級王者でサウスポーの下田昭文)の方が上。あとは自分の気持ちだけ。中盤からどんどん行こうと思う」。最後に「ここでタイトルを獲るかとらないかで先が変わる」と話し、この試合を分岐点と位置づけた。

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