土屋、新必殺技に期待

　8日、後楽園ホールで開催される「DANGAN　147」のメインイベント62.0kg契約8回戦、日本ライト級6位・土屋修平(29=角海老宝石)対日本Sライト級3位の松山和樹(29=山上)の前日計量が都内のJBC事務局で行われた。来年タイトル戦線に食い込むために上位を狙う両者に意気込みを聞いた。

　「ライト級でやっていくという意思表示です」とリミットより500gアンダーの61.5kgでパスした土屋は「明日は久しぶりのメインイベントでの試合なのでより気合が入る。新必殺技を出しますよ」と含みを持たせて明日の試合に必勝を誓った。「お客さんに求められていることはわかっている。俺ってところをみせたい」と土屋の代名詞であるKOを狙っていく。「明日はRSCとコラボしてオリジナルTシャツ、タオル、キャップも販売しているので是非買って応援してください」とアピールしていた。
　一方ここのところ、6連勝中の松山はリミットちょうどの62.0kgでクリア。「連敗中からスタイルが固まってきたのが形になっている」と好調の理由を分析。土屋について「パンチがあってカウンターが上手い。直撃すると倒れる可能性もあるから気を付けたい」と警戒を強めた。ランキングも3位まできたが「まだまだ成長段階。勉強することがたくさんあるのでタイトル挑戦はそれから」とまずは明日の戦いに集中していた。

　セミファイナルではSライト級8回戦、日本同級4位・細川バレンタイン(34=宮田)と同級5位・青木クリスチャーノ(26=駿河)が激突。62.kg(600gアンダー)で計量を終えた細川は「元々、1位だったのでまた勝ち進んで元のところに戻りたい。相手の映像はあまり観ていないが俺がどのくらい強いのか証明するための試合になる」と意気込んだ。
　これがランカーになって初の試合となる青木は63.2kg(300gアンダー)でパス。「いつも以上に追い込んだ練習ができたしコンディションはいい。明日は楽しい試合になりそうだが勝つのは俺。勝ってチャンピオンへの道を切り開く」と静かに闘志を燃やした。