ジョニゴンが風太に圧勝

　主導権はゴンサレスが握っていたもののハリケーン風太も最後まで粘り、勝負は判定に持ち込まれた。ジャッジ三者のスコアは119対111が二者、もうひとりも119対112だった。3月にゲイリー・ラッセル(米)に4回TKO負けを喫してWBC世界フェザー級王座を失ったゴンサレスは、8月の再起戦を挟んで9月に判定負け。これが再起戦だった。WBCインターナショナル王座を獲得したゴンサレスは69戦59勝(49KO)10敗。ハリケーン風太は27戦20勝(11KO)6敗1分。
　前座では、1週間前に仙台でWBC世界ライトフライ級王座を失ったペドロ・ゲバラの弟、アルベルト・ゲバラ(メキシコ)が登場、アルツロ・サントス(メキシコ)に10回判定勝ちを収めている。2年前に山中慎介(帝拳)の持つWBC世界バンタム級王座に挑んで9回TKO負けを喫したゲバラは、これで再起5連勝(3KO)。通算戦績を25戦23勝(9KO)2敗に伸ばした。3連敗となったサントスは24戦18勝(5KO)6敗。