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[公開練習]2015.11.30

大森「あくまで通過点」

 WBO世界バンタム級挑戦者決定戦で同級1位のマーロン・タパレス(比)と拳を交える同級3位で日本同級王者の大森将平(22=ウォズ)が30日、所属する京都市内のウォズジムで練習を公開した。試合は12月16日、島津アリーナ(京都府立体育館)で17時30分第1試合ゴング予定。
鋭い右ジャブ
 会見の前に練習に入った大森は試合のためにウォズジムが招聘したフィリピン人パートナー2人を相手に各2ラウンド、合計4ラウンドのスパーリングを披露。大森は右ジャブを突き刺すと距離を置いて自慢の左ストレートを上下に打ち分け順調な調整をアピールした。
電話は緊張した
 大森は練習後に「何も問題なく疲労もさほどなく順調に調整できています」と大粒の汗をぬぐった。「前回の向井先輩との対戦でジャブの重要性を学んだので、次回はそれを生かしていきたいと思っています。(次戦の対戦相手のマーロン・タパレスをスパーリングパートナーにしたことがある)山中先輩に初めて電話して20分くらいタパレスの対策を聞きました。デフェンスが上手いのでその辺を教えてもらいました」とWBC世界バンタム級王者で高校の先輩でもある山中慎介(33=帝拳)に教えを請うたことを明かした。最後に大森は「あくまでもこの試合も通過点として考えています、でも、キャリアから言っても今までの対戦相手では1番強いと思います」と気を引き締め「7ラウンドにはKO出来たら良いですね」と自信をみせた。
大森昌治会長
 練習を見守った大森昌治会長は「調子は良いやないかな。ジャブが良くなった。元々将平は右利きのサウスポーやからな、強烈になったと思う。俺は8ラウンドくらいに倒せると思う(笑)ジャブで試合をコントロールして必ず勝つ」と愛弟子の出来に太鼓判をおした。
左:ロベルト 右: マニュエル
 スパーリングパートナーのロベルト・ウンドワン(26=比)は「オオモリはスピードが普通の選手よりあるし、左ストレートは痛い。タパレスだったら楽勝だと思う」と語った。もう1人のパートナー、マニュエル・フォーメンテラ(21=比)は現地フィリピンでタパレスと同じトレーナーに師事しているが「オオモリが勝つと思う。タパレスも強いが、パワーはオオモリだと思う」と大森の勝利を予想した。

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