李「調子は多分良い」

　IBF世界フライ級王者のアムナット・ルエンロエン(35=タイ)に挑戦することが決まった同級10位の李明浩(33=大阪帝拳)が24日、練習を公開した。李は「調子は良い」と順調な調整をアピールした。試合は12月7日(月)、タイ国フアヒンで現地時間午後6時から7時にゴング予定。

　練習前に会見に応じた李は「今までの調整は多分調子良いです。僕はリングに上がって見ないとわからないので(笑)。スパーは今回100ラウンドくらいやりましたね。減量も順調にきています。向こう(タイ国)では軽く動く程度にしようと思っているので結構早めに落としています。向こうには(リミットまで)1kg前後くらいで行くつもりにしています。向こうには真空パックにしてサムゲタンを持っていく予定です。本格的なスイッチは向こうに行ってからですけど、髪の毛も金髪にしましたし、スイッチは入った感じですね」と笑顔で会見。

　吉井寛会長は「体重もようやく落ち着いてきているし、やってくれるんじゃないですか」と期待を寄せた。

　李を担当する安東浩志トレーナーは「まあまあ、いつも通りですね。敵地ですし、なるべくどのパンチがあたったても効かせれるようには仕上げてきたつもりです。理想的には敵地で判定で勝ちたいですけど、KOで勝ってまぐれって言われるのも嫌ですからね」と自信をみせた。

　練習に向かった李は同門の藤田馨(21)を相手に3ラウンドのスパーリングを披露。鋭い左ジャブを起点にストレートを多彩な角度で打ち込み仕上がりの良さをアピールし、日本での最終のスパーリングを打ち上げた。

　李は11月30日(月)の深夜の便で現地タイ国入りし、試合を待つ。