丸田「楽しみです」

　住吉スポーツセンターで開催される六島ジムのイベントでWBC世界バンタム級14位のジェイソン・カノイ(比)を迎えてB級デビューする丸田陽七太(18=森岡)が21日、自身初めてとなる前日計量に臨むため大阪市内のJBC関西事務局に姿をみせた。同日のアンダーカードには、IBF世界スーパーフェザー級15位の仲村正男(27=渥美)と日本スーパーフェザー級2位の杉田聖(25=奈良)も出場予定で揃って計量会場に姿をみせた。

　計量を無事に終えた丸田は「楽しいですね。昨日ジムでの練習を終えて自分でもビックリするぐらい調子が良くて、ワクワクしてます。体重も楽勝です。凄い沢山の方に応援に来ていただくし、初めての自分のプロでの試合を見ていただくので、勝ちにこだわって、見てて面白い、スピーディーなボクシングをみせます」と初々しいコメントを残した。
　対して、昨日来日したカノイは「聞いていたけどマルタは背が高いね。でも、問題ないよ、僕はこの階級だと背が小さいからね。僕の調子はグッドだ。彼のファーストファイトで呼ばれたのは光栄、しっかりボクシングをして勝つよ。サンキュー」と笑顔で会場を後にした。
■計量結果
丸田陽七太(森岡)53.6kg(300gアンダー)
ジェイソン・カノイ(比)53.6kg(300gアンダー)

　明日のアンダーカードにはIBF世界スーパーフェザー級15位にランキングされる仲村正男(27)も出場。前日計量を行った。仲村は「8月に続いて、期間もちょうど良く、コンディションもそんなに落ちてないですし、良いコンディションでKO出来たら良いなと思っています。来年につながる試合をします」と会場を後にした。
　対して、仲村の対戦相手のダーオルアン・ルークバーンスワン(タイ)は「勝ってタイに帰りたい。頑張ります」と言葉少なだった。
■計量結果
仲村正男(渥美)61.0kg(リミット)
ダーオルアン・ルークバーンスワン(タイ)59.8kg(200gアンダー)

　続いて、日本スーパーフェザー級2位の杉田は計量前に「調子は絶好調です。相手のイメージでは結構大振りしてくるとみているので、変なパンチをもらわないように集中することと、練習で近い距離でのボクシングを練習してきたので、それを試していきたいと思います。遠い距離だけじゃ勝てない時もあるので、いつもと変わったなって見てすぐわかるような、インパクトのある試合をして盛り上げたいと思います。応援よろしくお願いします」と笑顔で計量に向かった。
　一方、対戦相手のクリスチャン・アビラ(比)は「自分のボクシングをするだけ、明日は楽しんでやるだけ」と意気込みを語った。
■計量結果
杉田聖(奈良)58.7kg(200gアンダー)
クリスチャン・アビラ(比)58.2kg(700gアンダー)