内山写真集、発売記念

　WBA世界Sフェザー級王者"KOダイナマイト"内山高志(35=ワタナベ)の写真集「漸進(ぜんしん)DECADE 2005-2015」が4日に発売され、これを記念し東京・神田の書泉グランデでサイン&握手会が開かれた。
　A4ワイド横100ページとボリュームのある一冊は、05年のデビューから今年5月のV10戦まで10年の軌跡を追い続けた元プロボクサーで写真家の山口裕朗氏が撮り下ろしたもので、選手としての姿はもちろん、普段見ることのない内山の素顔までが凝縮されている。日刊スポーツ新聞社。定価2900円。

　用意された80枚の整理券はすべて捌かれ人気の高さを表した。また、購入者の半分ほどは女性や子供で、今月10日に36歳の誕生日を迎えるチャンピオンにプレゼントを渡す姿も目立つなどファン層の広さも流石といったところ。「年末の試合を楽しみにしています」、「海外で強豪とやってほしい」といった声が多く聞かれた。

　ファンと束の間の触れあいを楽しんだ内山は、「10年やってきて、こういった形あるものが残せて嬉しい。お子さんの姿もありましたが、少しでも憧れを持ってもらえれば。今日は来てくれた人たちと色々と話ができて、元気をもらいました」とコメント。年末の世界戦も正式に決まり、改めてファンの期待を強く感じていた。

　なお、7日(土)の14時から同様のイベントが紀伊國屋書店さいたま新都心店で開かれる。