海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
前WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(40=亜)が10日(日本時間11日)、自国アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでディエゴ・ルイス・リリアノ・ピチャルド(30=パナマ/亜)に10回判定勝ちを収めた。昨年12月、井上尚弥(22=大橋)に3度のダウンを喫して2回TKO負けを喫して無冠になったナルバエスは9カ月半ぶりの再起を飾った。
同じサウスポーのピチャルドに対し、ナルバエスはスタート直後は慎重な構えを崩さなかった。それでも3回あたりからは完全に主導権を握り、ラウンドを重ねるごとにポイント差を開いていった。中盤になるとピチャルドの右目周辺の腫れが目立つようになり、9回にはドクターのチェックも入った。試合が終了したときには左目もシャッターを下ろしていた。採点は二者が100対90、もうひとりも99対91と大差で前王者を支持していた。WBOラテン・スーパーフライ級暫定王座を獲得したナルバエスは48戦44勝(23KO)2敗2分。ピチャルドは24戦16勝(3KO)7敗1分。