「経験で勝る」とビロリア

　10月17日(日本時間18日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)でWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア/帝拳)に挑むブライアン・ビロリア(34=比/米)が、「私には経験がある」と自信をみせている。
※ゴンサレス対ビロリアは、当日のメインカードでもあるゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)対デビッド・レミュー(カナダ)の世界ミドル級王座統一戦とともに18日(日)午前11時からWOWOWプライムで生中継の予定。

　ライトフライ級とフライ級を制覇した実績を持つビロリアは、この試合に備えて同国人のドニー・ニエテス(WBO世界ライトフライ級王者)らとスパーリングを重ねたと伝えられ、「これ以上ないというぐらいハードなトレーニングをこなしてきた。準備は万端だ」と話しており、調整は順調に進んでいる様子だ。ビロリアはキャンプ中も絶えずゴンサレスの試合映像をチェックしたという。「彼は私のように速くて強いパンチを打つ相手と戦ったことがない。ゴンサレスは戸惑うだろう。私には大試合の経験がある」と、自らのアドバンテージをアピールしている。フロイド・メイウェザー(米)の引退後、パウンド・フォー・パウンドの現役最強との評価もあるゴンサレスに、ビロリアがどう立ち向かうのか注目される。ゴンサレスは43戦全勝(37KO)、ビロリアは42戦36勝(22KO)4敗2無効試合。オッズは17対2でゴンサレス有利と出ており、ビロリアの勝利には8.4倍の配当がついている。