福原氏のジムがプロ加盟

　元東洋太平洋、日本ランカーの福原寛人氏(30)が、4月1日に鳥取市内で開設した「結花スポーツボクシングジム」が今月16日、西日本ボクシング協会に加盟ジムとして認可された。

　03年に江見ジムでデビューした福原氏は、思い切りのいいファイトスタイルで関西を中心に活躍。唯一の後楽園ホール参戦となった11年8月、当時全勝10KO中の日本ランカー、土屋修平(角海老宝石)戦では、9回TKOで敗れるもその激闘は記憶に残るものだった。以降、日本、OPBF挑戦は叶わなかったが、元OPBF・Sフェザー級王者ロナルド・ポンティーラス(比)、IBO世界同級王者ジャック・アシス(比)の強豪と対戦するなど最後までチャレンジを続けた。

　昨年4月の試合を最後に現役を引退した福原氏は、「鳥取から世界チャンピオンを輩出したい」と同県にジムを構え、県内唯一のプロ加盟ジムとなった。「『結花』の由来は、みんなで楽しくボクシング!をモットーにしています。ボクシングを通じて人と人が結びつき、いろいろな花を咲かせていくという意味を込めて名づけました」(福原会長)。福原イズムを引き継ぐ選手の誕生を心待ちにしたい。