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IBFはクルーザー級の挑戦者決定戦として同級3位のムラト・ガシエフ(21=露)と、4位のラキーム・チャキエフ(32=露)の両陣営に交渉をまとめるよう通達を出した。
IBFのクルーザー級王座にはジョアン・パブロ・エルナンデス(キューバ/独)が4年以上も君臨しているが、病気やケガのために活動が不活発になっており、現在は暫定王座が設けられ、そのベルトをビクトル・ラミレス(亜)が持っている。エルナンデスとラミレスは統一戦を行う予定だったが、9月24日から10月に延期されたすえ結局、キャンセルになっている。こうしたなかIBFはガシエフとチャキエフ両陣営に対して挑戦者決定戦を行うよう指示を出したわけだ。しかし、チャキエフは今月24日にモスクワで試合を行うことになっており、さらに11月4日には元WBO暫定王者オラ・アフォラビ(英/米)と戦う予定が組まれているため、ガシエフ戦に関しては日程調整が必要な状況となっている。ガシエフは22戦全勝(16KO)。一方、アマ時代に07年世界選手権と08年北京五輪ヘビー級で金メダルを獲得した実績を持つサウスポーのチャキエフは24戦23勝(18KO)1敗。この敗北は13年6月、当時のWBC王者クリストフ・ウロダルチク(ポーランド)に挑戦して逆転の8回TKO負けを喫したもの。