ワイルダーがKO宣言

　WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(29=米)は来週26日(日本時間27日)に米国アラバマ州バーミンガムで同級11位のヨハン・デュアーパ(34=仏)を相手に2度目の防衛戦に臨むことになっているが、「彼に初のKO負けを味わわせてやる」と自信を口にしている。

　ワイルダーは今年1月、バーメイン・スティバーン(ハイチ/米)に12回判定勝ちで王座を獲得したが、デビューからの連続KO勝ちは32でストップした。その後、6月の初防衛戦ではエリック・モリナ(米)を9回TKOで退けている。挑戦者のデュアーパは34戦32勝(20KO)2敗の戦績を残しているが、敗北はいずれも判定を失ったものだ。ワイルダーは「私はKOでこの試合を終わらせなければならないと感じている。彼に初めてのKO負けを味わわせてやる。彼は私のようなスピードと才能、パワー、知能を備えた選手と戦ったことがないだろう。KOが私の使命だと思う」と意気込んでいる。オッズは34戦全勝(33KO)のワイルダーが19対1の大差で有利と出ている。