3王者が揃い踏み

　ワタナベジムのWBA世界チャンピオン、内山高志(35)と田口良一(28)、そして10月16日(日本時間17日)に米国シカゴで2位・亀田興毅(28)を迎えてのV2戦を控える河野公平(34)が9日、埼玉・浦和ロイヤルパインズホテルで行われた埼玉県の政治、経済界の代表者が集う「味浪漫の旅」初秋の会に出席。ジムを離れ公の場で久しぶりに揃った3王者は、懇談会前の取材に応じた。

　先日の発表会見を亀田にジャックされた河野に対し内山は、「あそこで何か言い返さないと。チャンピオンとして常に対応は考えておくべき」とダメ出し。それでも「考えます」と頭をかくばかりの河野に、「実力を発揮すれば勝てる」とフォローすることも忘れていなかった。内山と田口は11月か12月の防衛戦を予定しているが、タイミングが合えば応援に行きたいと希望した。

　会場では渡辺均会長と3王者が挨拶に立ち、上田清司埼玉県知事から激励を受けた河野が「倒して勝ちます!」と勝利を力強く誓うと、多くの拍手と声援が送られた。