メイウェザーがMGM到着

　アンドレ・ベルト(31=米)との対戦を4日後に控えるWBA、WBC 世界ウェルター級王者フロイド・メイウェザー(38=米)が8日(日本時間9日)、試合会場となる米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドに到着した。これより前にベルトや前座に出場する選手たちもホテル入りしており、ムードは徐々に盛り上がっている。試合は12日(日本時間13日)、MGMグランドガーデン・アリーナで行われる。 ※メイウェザー対ベルトは13日(日)午前11時からWOWOWプライムで生中継の予定。

　この日のMGM到着スケジュールは、前座に出場するジョニー・ゴンサレス(メキシコ)とヨナタン・オケンド(プエルトリコ)が午後2時、バドゥ・ジャック(スウェーデン/米)とジョージ・グローブス(英)が2時15分、ローマン・マルチネス(プエルトリコ)とオルランド・サリド(メキシコ)が2時半にセットされた。そしてベルトが2時45分、主役のメイウェザーは最後に3時到着となっていた。大勢のファンに迎えられてホテルのロビーに到着したメイウェザーは、マイクを向けられ「みんなの注目がヘビー級にいくなか、私は自分のクラスと私自身に注目を集めることを目標にしてきた。私がプロに転向したときは十代で、そのころはマイク・タイソン(米)がMGMで活躍していた。いま、私のもうひとつの究極のゴールは、別のメイウェザーを見つけることだ」とコメントした。WBA暫定王者のベルトは「厳しいトレーニングを積んできた。ここ数年で最高の状態に仕上がっている。土曜日には歴史をつくる。歩く際にドアがあればドアを突破してみせる」と意気込みを口にした。
　また、WBC世界スーパーミドル級王座の初防衛戦に臨むジャックは「彼(グローブス)は勝つと言っているが、こちらはKOするつもりだ」と自信をみせた。3度目の世界挑戦となるグローブスは「調子は最高だ。ジャックはいい選手だが、私ほどではない」と、こちらも戴冠に揺るぎない自信を感じさせた。