矢板、執念のランク奪取!

　ランカー高山は今年2月、李冽理(横浜光)との日本フェザー級王座決定戦からの復帰戦だったが、曲者・矢板に足元を救われる結果となってしまった。
　試合は、矢板が1回からプレスで距離を詰めると一気に主導権を奪う。高山は矢板のプレスにリズムを掴むことが出来ず、最終8Rにはホールドで減点1。矢板が常にプレスを掛け手数で高山を上回り、ランカー挑戦3戦目で大金星を掴み獲った。

　日本ランク入りを確実とした矢板は、今回の勝利で9勝(5KO)13敗1分。日本フェザー級ランキングで唯一負け星が先行するランカーとなる。高山を降した執念の"地下足袋ファイト"が、今後の日本フェザー級戦線に更なる波乱を巻き起こすことを期待したい。