第8回U-15全国大会

　第8回U-15ボクシング全国大会が6日、後楽園ホールで開催され、予選を勝ち抜いてきた小中学生が熱い戦いを繰り広げた。閉会式では、小学生、中学生、女子の部の優秀賞、ベストマナー賞の発表と表彰式も行われ、今年も無事に幕を閉じた。　
■大会の模様は日テレG+で9月11日(金)、20:30〜21:30に放送。

　10:30から始まった大会で一番どよめきがあったのは第45試合、60.0kg級田中空(中学2年)と原田俊介(中学3年)の試合だった。2R、田中の右ストレートで原田のグローブが抜けてリングの外まで飛ばされたのだ。田中も「こんな経験ははじめて」という規格外のパワーに会場は釘づけとなった。試合後のインタビューでは目標とする選手に内山高志、井上尚弥の名前を挙げる選手が多い中、マニー・パッキ ャオ、ギジェルモ・リゴンドーなどの海外選手の名前も挙げる選手もいて、時代の移り変わりを感じさせた。

　大会委員長・セレス小林会長は「大会も8回になり、激しい試合が少なくなったのはレベルが上がっている証拠」と評価。「この大会から世界チャンピオンも生まれてる。登竜門的な位置づけの大会になった」と総括した。

■各賞の受賞者一覧

[小学生の部優秀賞]
■古藤昇大(6年)
■吉良大弥(6年)
■堤啓至(6年)

[中学生の部優秀賞]
■堤麗斗(1年)
■田中空(2年)
■井上流星(3年)

[女子の部]
■吉田彩華(小学6年)

[ベストマナー賞]
■小学生の部/坂間叶夢(6年)
■中学生の部/尾崎優日(1年)
■女子の部/田中鈴華(中学3年)

[認定優勝]
■小学生の部
■金子理彩(女子35.0kg級)
■小池夏実(女子45.0kg級)
■横関空悟(男子55.0kg級)

■中学生の部
■篠原光(女子37.5kg級)
■成田華(女子45.0kg級)
■森田理紗(女子70.0kg級)
■須永大護(男子70.0kg級)

■篠原「オリンピックで金メダルを取るのが目標。相手に嫌がられるスタイルを目指す」

■小池「1年生からボクシングをしてるのですが、試合に出れなくて残念。来年も大会に出たい」