丸田が都内でスパー

　11月22日(日)、住吉スポーツセンターでWBC世界バンタム級14位・ジェイソン・カノイ(25=フィリピン)を相手にデビュー戦を迎える丸田陽七太(18=森岡)が4日に上京、三迫ジムでスパーリングを行った。相手は24日に東日本新人王準決勝戦に出場する三浦仁(21=三迫)。2ヶ月後に迫ったボクシングファン注目の一戦に向けて腕試しをした。

　関西からやってきた噂のスーパールーキーを一目観ようと、ジム関係者が多く見守るなか始まったスパーリングは初回、ジャブの差し合いで距離を掴んだ丸田が、2回に鋭いパンチを上下に打ち抜き、さらに右クロスで三浦のバランスを崩した。最終4回は、一矢報いようと懸命に前に出た三浦に一歩も引かず打ち合う姿勢を見せ、気の強い一面も見せた。

　スパーリングを終えた丸田は「今日はイマイチでした。1〜2Rは動きが固かったし、もっとスピードが出せた。ストレートが当たってからの回転が課題」と次々に反省の弁が口をついた。

　パートナーを務めた三浦は「いや〜、速いですね」と苦笑い。「距離が最後まで掴めなく、やりづらかった。今の僕では太刀打ちできなかったです。試合に向けてとても勉強になりました」と丸田の強さに舌を巻いていた。

　去年、11月にプロテストに合格してから9ヶ月。アメリカでの修行を経てさらに逞しく成長した丸田。ここから2ヶ月でさらに仕上げて、万全の態勢でデビュー戦にのぞむ!