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[試合結果]2015.8.30

サンタ・クルスvsマレス

 フェザー級のWBCダイヤモンド・ベルトとWBAのスーパー王座をかけた一戦、WBC世界スーパーバンタム級王者レオ・サンタ・クルス(27=メキシコ/米)対元世界3階級制覇王者アブネル・マレス(29=メキシコ/米)の12回戦は29日(日本時間30日)、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われた。
サンタ・クルスが激闘を制す
〇レオ・サンタ・クルス(メキシコ/米)
 12回判定(2対0)
×アブネル・マレス(メキシコ/米)
 バンタム級からスーパーバンタム級、そしてフェザー級と常に先に制覇してきたマレスが積極的に距離を詰めるかたちで試合はスタートした。ファイター型のサンタ・クルスが戸惑うかと思われたが、そこは無敗の王者。慌てることなく中長距離を保ってボクシングに徹した。拮抗したラウンドが続いたが、パンチの正確さでサンタ・クルスが上回って試合は終盤に。このころになると両者の目の周辺は激闘を物語るように腫れ上がっていた。激しいパンチの交換は最終回まで続き、会場を埋めた1万3000人以上のファンは両者に大歓声を送った。採点はひとりが114対114のイーブンとしたが、残る二者は117対111でサンタ・クルスに軍配を挙げた。WBCのダイヤモンド・ベルトとWBAのスーパー王座を獲得したサンタ・クルスは32戦31勝(17KO)1分、敗れたマレスは32戦29勝(15KO)2敗1分。
 ダブルメインとして行われたWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦、1位のウーゴ・ルイス対3位のフリオ・セハのメキシカン対決は、セハが5回2分34秒TKO勝ちを収めている。ルイスは3回、セハがステップインするタイミングに合わせて左フックをヒット、鮮やかなダウンを奪ってリードした。しかし5回、今度はセハが左フックを強打するとルイスが背中からダウン。なんとか立ち上がって試合再開に応じたルイスだが、セハの追撃を受けたところでレフェリー・ストップとなった。セハは31戦30勝(27KO)1敗、ルイスは38戦35勝(31KO)3敗。

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