五輪金のウシクが快勝

　12年ロンドン五輪ヘビー級金メダリストで現在はWBO世界クルーザー級2位にランクされるオレクサンドル・ウシク(28=ウクライナ)は29日(日本時間30日)、ウクライナの首都キエフでWBO15位のジョニー・ミュラー(南ア)と対戦し、3回2分59秒TKO勝ちを収めた。WBOインターコンチネンタル王座の3度目の防衛を果たしたウシクは、これでプロ転向後8戦全KO勝ちとなった。

　ウシクは3回に2度のダウンを奪ったあとも攻撃の手を緩めず、レフェリー・ストップに持ち込んだ。ミュラーは26戦19勝(13KO)5敗2分。この日はウシクのチームメートでもあるロンドン五輪ライトウェルター級銀メダリストのデニス・ベリンチク(ウクライナ)がプロデビュー戦に臨み、これが29戦目となるタリク・マドニ(ベルギー)に4回TKO勝ちを収めた。マドニは19勝(1KO)9敗1分。