サンタ・クルスとマレスが自信の弁

　試合を2日後に控えた27日、WBC世界スーパーバンタム級王者レオ・サンタ・クルス(27=メキシコ/米)と元3階級制覇王者アブネル・マレス(29=メキシコ/米)が米国カリフォルニア州ロサンゼルスで会見に臨んだ。両者は29日(日本時間30日)、ロサンゼルスのステープルズ・センターで拳を交える。

　2歳下ということもあってかサンタ・クルスは常にマレスの後方を歩いてきた。バンタム級王座もスーパーバンタム級王座も、マレスが返上したあとに手に入れたものだ。今回はそんな先輩を追い抜く絶好の機会といえる。13対8のオッズで有利とみられているサンタ・クルスは「子供のころからの夢が実現する。これは私のキャリアにおいて最もハードな試合になると思うが、十分準備をしてきた。KOを狙っていく。勝てば次のステージに行けると思う」と意気込みと自信を口にした。これに対しマレスは「私は彼をやっつける方法を知っている。私は彼よりも手強い相手たちと戦ってきたんだ。ステープルズ・センターで戦うときが待ちきれないよ」と、こちらも譲らない。戦績はサンタ・クルスが31戦30勝(17KO)1分、マレスは31戦29勝(15KO)1敗1分。試合はWBCのフェザー級ダイヤモンド・ベルト争奪戦として行われる。ダブル・メインとしてウーゴ・ルイス(メキシコ)対フリオ・セハ(メキシコ)のWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦が組まれている。こちらは3対2で元WBA世界バンタム級暫定王者ルイスが有利とみられている。戦績はルイスが37戦35勝(31KO)2敗、セハは30戦29勝(26KO)1敗。