古豪ロック 10位に快勝

　25日(日本時間26日)、米国ニューヨークで行われたフェザー級10回戦で番狂わせ――世界挑戦の経験もあるIBF10位、WBC13位のアレクサンダー・ミスキルチアン(29=ジョージア/ベルギー)が、元世界ランカーのコーネリアス・ロック(36=米)に3回2分10秒TKO負けを喫した。

　試合はサウスポーの強打者ロックが初回からリード。迎えた3回、2度のダウンを奪ってレフェリー・ストップに持ち込んだ。かつて世界ランクに入りながら打たれ脆さを突かれて何度も挫折を味わってきたロックだが、この勝利で再浮上する可能性が出てきた。32戦23勝(15KO)7敗2分。一方のミスキルチアンは昨年5月、イフゲニー・グラドビッチ(露/米)の持つIBF王座に挑戦して敗れたものの、6回にはダウンを奪うなど健闘。今年3月には再起して再挑戦を視野に入れていたが、これで遠のいた。30戦25勝(9KO)4敗1分。〈br〉 　前座には12年ロンドン五輪バンタム級銀メダリストのジョン・ジョー・ネビン(アイルランド)が登場、ビクトル・カパセタ(メキシコ)とのライト級4回戦で3回TKO勝ちを収めた。08年北京五輪にも出場した経験を持つネビンは14年3月にプロ転向後4連勝(3KO)、カパセタは15戦4勝(2KO)8敗3分。