9/3 小國&高山の防衛戦

　角海老宝石ジムの日本Sバンタム級王者・小國以載(27)と日本ウェルター級王者・高山樹延(29)が、9月30日(水)に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローグ」で防衛戦に臨むことが分かった。

　2度目の防衛戦を迎える小國は同級6位の源大輝(24=ワタナベ)と、高山は日本Sライト級7位の青木クリスチャーノ(26=駿河)を迎え6度目の防衛戦に臨む。

　タイトル初挑戦の青木は、前戦で日本ランカーのクウエ・ピーター(KG大和)を初回KOで下すなど、圧倒的な手数と攻め時を逃さない嗅覚で目下3連勝中と勢いにのる中日本のホープ。6月の発表で日本Sライト級にランクされたが、来月のランキングでウェルター級に転級する予定だ。戦績は15戦10勝(6KO)3敗2分。

　小國に挑む源も今回がタイトル初挑戦。11年の東日本新人王決勝で初黒星を喫し、以降は強豪相手の強気なマッチメイクで力をつけてきた。もともとは好戦的なスタイルだが、足とジャブで試合を組み立てる上手さもある。この階級では小國と並び長身の部類の入る。戦績は14戦10勝(9KO)4敗。

　ともにタイトル初挑戦にホープを迎える小國と高山。小國は前回の初防衛戦で、指名挑戦者の古橋岳也(川崎新田)に苦戦しドロー防衛となっただけに、今回はスッキリとした勝ち方で力をアピールしたいところ。また、ここまで安定感を発揮するもKO勝利から遠のいている高山は、ステップアップのためにも内容にこだわる戦いとなりそうだ。