黒田、ランカー対決を制す!

　1R、黒田のラッシュでロープに釘付けとなった滝澤は、辛うじてピンチを凌ぐが、黒田のプレスに最後まで持ち味の足を殺される展開となった。
　右ストレート・左ボディを的確に打ち込む黒田は、終始プレスを掛け、自身の距離とリズムで試合をコントロール。試合は判定に委ねられるも、勝利を確信し沸き返る黒田陣営。判定3-0(74-79・73-79・73-79)がアナウンスされ、黒田がトップコンテンダーの滝澤を完勝で破り、ランカー対決を制した。

　試合後、黒田は「素直に嬉しい。まだまだ課題もあるが逆に楽しい。課題がある方がもっとボクシングが楽しくなる」と勝利に笑顔を見せた。また、今後については「チャンピオンに挑戦できる実力をつける。チャンスがあるなら、日本東洋どちらでも」と語った。
　ライトフライ級は日本・東洋と宮崎亮(井岡)が2冠を保持するが、宮崎はどちらかの王座を返上するとの情報もある。
　黒田は今回の勝利で、日本・東洋両ランキングで大幅アップが見込まれる。果たして黒田にタイトル挑戦のビックチャンスは訪れるのか…。