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WBA世界ミドル級のレギュラー王者ダニエル・ジェイコブス(28=米)は1日(日本時間2日)、元WBC世界スーパーウェルター級王者で現WBAミドル級10位のセルジオ・モーラ(34=米)を相手に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで2度目の防衛戦に臨んだ。
モーラがダウンを奪い返した
〇ダニエル・ジェイコブス(米)
2回2分55秒TKO
×セルジオ・モーラ(米)
2回2分55秒TKO
×セルジオ・モーラ(米)
ジェイコブスが強打でフィニッシュ
試合は最初からスリリングな展開になった。先手をとったのはジェイコブスだった。果敢に攻め込むモーラにカウンターの右を叩きつけてダウンを奪ったのだ。モーラは立ち上がったがダメージがうかがえ、ここでジェイコブスは一気に仕留めにかかった。そこにモーラの左フックが命中。今度はジェイコブスが片方のグローブをキャンバスにタッチしてしまいダウンをとられた。2回、ジェイコブスが左右の強打をボディと顔面に打ち分けると、挑戦者はこの試合2度目のダウン。モーラは倒れる際に右足首を挫いてしまった様子で、立ち上がったものの試合続行できる状態ではなくTKO負けとなった。2度目の防衛に成功したジェイコブスは31戦30勝(27KO)1敗、「たぶん骨折だと思う。治して再戦したい」というモーラは34戦28勝(9KO)4敗2分。
メインで行われたダニー・ガルシア(米)対ポール・マリナッジ(米)のウェルター級12回戦は、ガルシアが9回TKO勝ちを収めた。3回にマリナッジの右目上をカットして主導権を握ったガルシアは、6回には相手の右頬も切り裂いた。ラウンドを重ねるごとに傷は深刻なものになり、マリナッジは劣勢のなかで9回にレフェリーから試合を止められた。ウェルター級でのテストマッチで勝ったガルシアは31戦全勝(18KO)、マリナッジは40戦33勝(7KO)7敗。