橋本「勝ちにいきます」

　「チャレンジマッチ」と題して真正ジムの橋本和樹(27)が8月1日、メキシコのモレリアで2階級制覇王者でメキシコの英雄ジョニー・ゴンザレス(33)とスーパーフェザー級12回戦に臨む。現在WBCフェザー級6位に位置するゴンザレスは66戦57勝(48KO)9敗(4KO)と橋本の4倍もの経験を誇るハードパンチャー。日本出発を明日に控えた27日、橋本に現在の心境を直撃した。

　出発を明日に控えた橋本はリラックした様子で「体調は絶好調ですね、体重も今回は1階級上のスーパーフェザー級ですし、あと2,3kgなので順調です」と笑顔で体調の良さをアピール。この試合が決まった経緯を橋本は「海外での挑戦は前から会長にお願いしていました。何回かチャンスはあったんですけど流れていて、今回は返事をした2日後に正式決定したので良かったです」と語る。

　ビックネームとの対戦には「迷いはなかったです。でも決まってから本格的に練習を始めてから「やるんじゃなかったかな」って少し思いましたけど」と本音もチラリ。「やるからにはしっかり勝ちにいきます。会長にも観光でもなんでもない、勝ちにくぞ。と言われています、僕も本当にチャンスはあると思っています」と意気上がる。

　現在、世界ランクも上位につけるベテランを相手に「右のガードに気をつけて、フェイントにかからないようにと思っています。スピードがそんなにある相手ではないのでカウンターを狙っていきます。1R目から飛ばしていくつもりです、応援よろしくお願いします」と目を輝かせてジムをあとにした。

　橋本は敵地メキシコで「大金星」をあげられるか、期待して吉報を待ちたい。