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日本にも馴染みのバンタム級&フェザー級の元世界王者ジョニー・ゴンサレス(33=メキシコ)が、09年からコンビを組んできた名伯楽ナチョ・ベリスタイン・トレーナーと袂を分かった、と専門サイトboxingscene.comが報じている。
ジョニー・ゴンサレス
ゴンサレスは07年にWBO世界バンタム級王座を失ったあと、09年には西岡利晃(帝拳)の持つWBC世界スーパーバンタム級王座に挑んで3回TKO負け。その後、フェザー級に転向するのと前後してベリスタイン・トレーナーに師事してきた。比較的ルーズだったガードを高くし、不得手だった右にも磨きをかけて「ゴンサレスは左フックだけの選手」という酷評を払拭した。その成果を11年4月の長谷川穂積(真正)で披露。右フック一発で4回TKO勝ちを収めてWBC世界フェザー級王座を獲得、2階級制覇を成し遂げてみせた。この王座は一度失ったが、13年8月に奪回。しかし、今年3月、ゲイリー・ラッセル(米)に4回TKO負けを喫して再び無冠に戻っている。ラッセル戦後、ゴンサレスは父親と、元トレーナーのミゲール・アンヘル・ゴンサレス氏(元世界王者)と一緒に練習に励んでいる。ベリスタイン氏は昨年、体調を崩して入院したことがあり、健康上の問題も今回の件と関係がありそうだ。「私たちは良好な関係のまま終わった。彼は偉大な人物でありマネージャー(トレーナー)」とゴンサレスは元師匠を評している。再起戦は8月1日、メキシコのモレリアで橋本和樹(真正)と10回戦を予定しており、ゴンサレスは「スーパーフェザー級の王座が欲しい」と話している。