SFe級IBF王座決定戦

　13日(日本時間14日)、デオンタイ・ワイルダー(29=米)対エリック・モリナ(33=米)が行われた米国アラバマ州バーミンガムのバートウ・アリーナでは、ホセ・ペドラサ(26=プエルトリコ)対アンドレイ・クリモフ(32=露)のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦も挙行された。

　ペドラサは前半はサウスポー・スタンスで戦い、中盤からは本来の右構えに戻して戦い、毎ラウンドのようにポイントを重ねていった。終盤になるとクリモフの顔面が腫れ上がり、試合はストップされるかと思われたが最後まで続いた。採点は119対109、120対108(二者)と大差がついた。ランセス・バルテレミ(キューバ/米)が返上した王座を獲得したペドラサは20戦全勝(12KO)。「感激している。この瞬間を14年も待っていた」と、戴冠の感想を口にした。敗れたクリモフは21戦19勝(9KO)2敗。
　この日はWBC世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)に対する指名挑戦者決定戦も行われ、1位のデジャン・ズラチカニン(モンテネグロ)が2位のイワン・レドカッチ(ウクライナ/米)とのサウスポー対決を4回1分24秒TKOで制した。4回にダウンを奪ったあと連打でレフェリー・ストップに持ち込んだズラチカニンは21戦全勝(14KO)、レドカッチは20戦18勝(14KO)1敗1無効試合。