ウォータースが超過 王座剥奪

　WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(29=ジャマイカ)は12日(日本時間13日)、4度目の防衛戦を前に米国ニューヨークで計量に臨んだが、最後の1ポンド(約453グラム)を落とし切れずに失格、王座を剥奪された。挑戦者のミゲール・マリアガ(28=コロンビア)は125.2ポンド(約56.8キロ)でパスした。試合は13日(日本時間14日)、マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)のサブ・アリーナ「ザ・シアター」で行われる。

　最初の計量でマリアガが難なくリミットを割ったのに対し、ウォータースは127.4ポンド(約57.7キロ)を計測。規定にしたがい2時間の猶予が与えられたが、2度目の計測でもウォータースは127ポンドだった。プロモーターのトップランク社に対してウォータースは「8ヵ月のブランクができてしまったのが響いた。やれることはやったのだが…」と言い訳をしている。なお、試合は挙行される予定で、既定の体重をつくったマリアガが勝てば新王者に認定される。戦績はウォータースが25戦全勝(21KO)、アマチュア時代にウォータースにポイント勝ちしているマリアガは20戦全勝(18KO)。オッズはウォータース有利のまま9対1から7対1に差が縮まった。前座ではライト級のホープ、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)がイバン・ナジェラ(米)とライト級10回戦を予定している。12年ロンドン五輪戦士で17戦全勝(13KO)のベルデホ、16戦全勝(8KO)のナジェラ。22歳の新鋭対決にも要注目だ。