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スーパーライト級のWBA&WBC王者ダニー・ガルシア(27=米)が11日、WBC王座を返上した。今後はウェルター級に転向、2階級制覇を狙うものとみられている。
ダニー・ガルシア
ガルシアは昨年3月にマウリシオ・エレラ(米)を相手にWBC王座の5度目(WBAは4度目)の防衛を果たしたが、減量苦のためかベストのパフォーマンスからはほど遠い出来だった。その後の2試合は142ポンド(約64.4キロ)、143ポンド(約64.8キロ)の契約体重の無冠戦だった。こうしたなかWBCは1位のビクトル・ポストル(ウクライナ)との指名防衛戦を強制。ガルシアはポストル戦に応じるか王座を返上(剥奪)するかの選択を迫られていた。ガルシアはWBA王座に関しては態度を保留しており、WBAもアクションを起こしてはいない。しかし、ガルシアは8月1日に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで元世界2階級制覇王者ポール・マリナッジ(米)との試合が内定しており、その試合も含め今後はウェルター級を主戦場にしていくものとみられている。
なお、ガルシアが返上して空位になったWBC王座は、ポストルと2位のルーカス・マティセ(亜)で決定戦が行われることになる。
なお、ガルシアが返上して空位になったWBC王座は、ポストルと2位のルーカス・マティセ(亜)で決定戦が行われることになる。