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[発表会見]2015.6.4

高野がタイトル初挑戦

 4日、"モデルボクサー"高野人母美(27=協栄)のタイトル初挑戦となるOPBF東洋太平洋女子Sバンタム級王座決定戦が都内の所属ジムで発表された。同級1位の高野は、6月10日(水)後楽園ホール開催の「ガッツファイティング 和氣&天笠 ダブル世界前哨戦」の前座で同級2位ノーンブア・ルークプライアリー(24=タイ)と空位の王座を争う。
4日の発表会見
 デビューから2年、9戦目での挑戦となる高野は、黄色のTシャツに金髪で登場。177cmと長身ながらこれまでSフライ級を主戦場にしていた高野は、減量苦によるスタミナ不足解消、パワーをより生かす階級ということでSバンタム級での挑戦を決意した。
リミットまで残り1kg
 坂田健史新代表は、「相手は負け越している選手(9勝1KO12敗1分)だが、10ラウンドも経験し、なおかつ海外での試合も多くタフで侮れない」と評し、初の8回戦を戦う高野にとっては試練になると話した。それでも「練習を見てもパンチにキレがある。普通の選手じゃなかなか中に入れない」と高野のハードパンチに期待。金平プロモーターも「難しい試合になるが、内容次第では世界も視野に入れる」と明かし、高野のモチベーションを上げた。
OPBFを獲って一気に世界か!?
 当初、対戦相手は比国選手とアナウンスされていたが、キャリア不足とJBCが難色を示しノーンブアに変更された経緯がある。試合まで1ヶ月を切っての変更に多少の戸惑いを見せた高野だが、「精度を上げたジャブなど、これまで練習してきた成果を発揮したい」と意気込み、「山上ジムから移籍する時に山上会長にチャンピオンになると約束した。協栄ジムでその結果を出す」とタイトル獲得を力強く誓った。
力強い右を打ち込む高野
 会見後は坂田代表自らミットを持ち、腕の振り、ヒットポイントなどを細かく指導。「今年に入ってしっかりと左を当ててから返しの右が打てるようになった」と手応えを感じていた。
試合まであと6日 集中力を増す
 「進退をかけるぐらいの気持ちで試合に集中したい」と話す高野は、恒例となった計量時のパフォーマンスも封印(?)して大一番に臨む。

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