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[海外ニュース]2015.5.28

後半KOを狙うコット

 WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(34=プエルトリコ)の初防衛戦が6月6日(日本時間7日)、元WBA&IBF同級王者ダニエル・ギール(34=豪)を相手に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われる。戴冠から1年ぶりのリングに上がるコット陣営は、後半のKO勝ちを狙うと明かしている。
※コット対ギールは6月7日(日)午前11時ごろからWOWOWメンバーズ・オンデマンドで先行ライブ配信の予定。また、15日(月)夜9時からWOWOWライブ「エキサイトマッチ」で放送の予定。
ダニエル•ギール
 コットは昨年6月にセルヒオ・マルチネス(亜)から4度のダウンを奪って10回TKO勝ち、プエルトリコ人として初の4階級制覇を成し遂げた。しかし、その後は12月に計画していた試合を流し、今年に入ってからはロック・ネイション・スポーツと契約するなどリング外の話題の方が多かった。そうした点についてコットは「空白ができたが、常に節制していたので問題はない」と断言している。今回の相手ギールは昨年7月、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米=現WBAスーパー王者&WBC暫定王者)に3回TKO負けを喫しており、内容と結果が比較されることになるが「相手が変われば試合も変わる。ゴロフキンには彼のスタイルがあるし、私には私のスタイルがある。重圧を感じることはない」とコットは気にしていない様子だ。また、2年ほど前からコンビを組んでいるフレディ・ローチ・トレーナーは「ギールはタフで強い選手。攻略するまでに多くのラウンドを要すると思うが、後半にはコットがKOするだろう」と愛弟子に信頼を寄せている。  コットが勝つことを前提に周囲は前WBA、WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)や、ゴロフキンとの対決を期待している。その件に関してローチ・トレーナーは「カネロが候補の最上位にいる。それは私にとっても夢のカード」と位置づけているが、「でも、コットはギールを軽視してはいない」と加えている。戦績はコットが43戦39勝(32KO)4敗、ギールは34戦31勝(16KO)3敗。オッズは4対1でコット有利と出ている。試合はミドル級リミットより3ポンド(約1.35キロ)軽い157ポンド(約71.2キロ)契約で行われる。

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