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IBF世界スーパーミドル級王座決定戦、1位のジェームス・デゲール(29=英)対2位のアンドレ・ディレル(31=米)の12回戦は23日(日本時間24日)、米国マサチューセッツ州ボストンのアガニス・アリーナで行われた。
勝者コールの瞬間
○ジェームス・デゲール(英)
12回判定(3対0)
×アンドレ・ディレル(米)
12回判定(3対0)
×アンドレ・ディレル(米)
デゲールが王座に
サウスポー同士の試合は2回に大きな動きがあった。まずデゲールが右目上をカット。そのあと、デゲールの左でディレルがダウンを喫したのだ。再開後、再びデゲールの左でディレルがキャンバスを這ったが、ラウンド終了ゴングに逃げ込んだ。これで劣勢に立たされたディレルは3回から反撃を開始したが、ダウンの印象が尾を引いたのか結果的に思ったようなポイントを返すことができなかった。7回から10回まではディレルが攻勢を続けてジャッジの支持を取りつけたが、勝負どころの最終2回でデゲールが再び主導権を奪い返して加点した。採点は114対112(二者)、117対109の3-0でデゲールが勝利を収めた。08年北京五輪金メダリストのデゲールは22戦21勝(14KO)1敗。04年アテネ五輪銅メダリストのディレルは26戦24勝(16KO)2敗。弟のアンソニーは4月に同じ階級のWBC王座を失っており、兄弟にとっては最悪の春となってしまった。