ロマゴンV2戦

　WBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(27=ニカラグア/帝拳)は16日(日本時間17日)、元WBC世界ライトフライ級V10王者で現フライ級2位のエドガル・ソーサ(35=メキシコ)を相手に米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで2度目の防衛戦に臨んだ。

○ローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)
　2回2分37秒TKO
×エドガル・ソーサ(メキシコ)
　ゴンサレスがプレッシャーをかけ、ソーサが足をつかいながら距離をとる展開でスタート。ラウンド半ばには早くもゴンサレスの左右が浅く挑戦者を捕える。2回、王者が距離を潰して左ボディブローから右ストレートをヒット、ダウンを奪う。再開後、左フックで2度目のダウン。これも立ち上がったソーサだが、ゴンサレスは左右の連打を上下に正確にまとめて3度目のダウンを奪った。同時にレフェリーがノーカウントで試合を止めた。2度目の防衛を果たしたゴンサレスは43戦全勝(37KO)。「自分ができることをすべてやった。また米国で大きな試合をやりたい。午前4時に起きてトレーニングをしてきた成果が出た。(井上との試合については)帝拳の判断に任せる」とリング上のインタビューで答えた。3度目の2階級制覇挑戦も実らなかったソーサは60戦51勝(30KO)9敗。
　前座にはスーパーフライ級でWBA11位、WBC9位、IBF12位にランクされるイバン・モラレス(メキシコ)が登場、ダニー・フローレス(メキシコ)に8回TKO勝ちを収めた。元4階級制覇のエリック、元WBOスーパーフライ級王者ディエゴを兄に持つサウスポーのイバンは、これで28戦全勝(16KO)。フローレスは22戦14勝(8KO)7敗1分。