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5月2日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われたフロイド・メイウェザー(38=米)対マニー・パッキャオ(36=比)のWBA、WBC、WBO世界ウェルター級王座統一戦のペイ・パー・ビュー(PPV=課金システムTV)の契約件数が440万件を上回ったことが分かった。
メイウェザー vs パッキャオ
メイウェザー対パッキャオはショータイムとHBOテレビが異例の同時中継したが、合計で440万件を超えたことが判明。その売り上げは4億ドル(約480億円)に上る。07年のオスカー・デラ・ホーヤ(米)対メイウェザー戦で記録した248万件を200万件近く上回る史上最多のレコードとなった。売上も2年前のメイウェザー対サウル・アルバレス(メキシコ)戦の約1億5000万ドルの2倍半近くになる。入場料の売り上げは約7100万ドル(約85億円)に達した。
また、試合は世界175の国と地域で放送され、それらの放映権料だけでも4000万ドル(約48億円)が集まり、さらにメキシコのビール会社テカーテスなどスポンサー料も1320万ドル(約15億8400万円)に上った。クローズド・サーキット(劇場中継)でも4万6000席が販売され、690万ドル(約8億2800万円)の売上を記録した。まだ未集計のものもあり、イベントに関するトータルの売上が5億ドルを超すのは確実とみられている。気になる両者の報酬だが、最終的にはメイウェザーが2億5000万ドル(約300億円)、パッキャオは1億2000万ドル(約144億円)超になると推測されている。