ツナミ・江畑、予備検診

　17日、さいたまスーパーアリーナで開催される五大メインイベント。WBA女子世界Sフライ級王座を懸けて雌雄を決する王者・天海ツナミ(山木)と、挑戦者・江畑佳代子(ワタナベ)が14日、都内で予備検診を行った。両者ともに検診に問題はなく、検診後の会見で決戦に向け意気込みを語った。

■WBA女子世界Sフライ級王者
天海ツナミ(山木)
身長:160cm
血圧:115/68
体温:36.7℃

　2度目の防衛戦を直前に控え、今の心境を尋ねられたツナミは「調整は順調。(江畑を)余り見ていないがシッカリ準備してきたんじゃないかな。こういった会見があると(防衛戦って)実感が湧くし調子が上がる」とコメント。山木会長は「大きな会場。大勢の観客に観てもらうチャンス。良いファイトをして欲しい」とツナミを激励した。
　最後にV2戦に向け意気込みを求められ「2度目の防衛戦だからと言って変化はない。シッカリ勝つという気持ちだけ。私のボクシングテクニックを見てもらい、女子の見方を変えられれば。良い試合をしたい」と語った。
　女子ボクシングの飛躍をこの一戦に懸けたツナミ。V2防衛を成し、女子ボクシングの“若き盟主”の座を不動のものと出来るのか。

■WBA女子世界同級10位
江畑佳代子(ワタナベ)
身長:162.3cm
血圧:114/79
体温:37.2℃


　2階級アップの江畑は、階級アップについて「体格差はあるが、それを補う練習はしてきた。万全の状態に仕上げてきました」と、不安はないとアピール。渡辺会長は「皆さんご承知の通り、ファイターとボクサーの戦い。江畑はアマチュアでバンタム、フライの全日本王者。階級アップは問題ない」と江畑に勝算ありと話した。意気込みを求められた江畑は「2度目の世界挑戦。心から嬉しい。今回は良い試合では駄目。勝たないと意味がない。15年間夢見た世界王者になります!」と決死の覚悟で挑むとした。
　2度目の挑戦で悲願の世界王座奪取を目指す江畑佳代子。アリーナを“約束の場所”とする事が出来るのか。