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18日に英国リバプールのエコー・アリーナで行われる予定だったWBA世界ライト級タイトルマッチが、王者リチャード・アブリル(32=キューバ/米)の病気により延期になった。挑戦を予定していたデリー・マシューズ(31=英)は相手を変えて王座決定戦を挙行できるようWBAに要請している。
リチャード•アブリル
アブリルは一昨年12月のホルヘ・リナレス(帝拳)戦を足首の故障で急にキャンセルしたように、これまで何度も試合を延期、中止にしてきた“前科”がある。今回の3度目の防衛戦に関しては、当初1月にアンソニー・クロラ(英)を相手にするはずだったが、クロラが強盗との格闘で負傷したため日程を変更してマシューズと対戦することになっていた。しかし、3月の予定を自身の病気を理由に延期。そして試合10日前になって病気のために再び一方的にキャンセルを伝えてきた。こうした事情をふまえマシューズ側は18日に世界戦を挙行できるようWBAにはたらきかけている。すでにWBAはアブリルを休養王者にして、マシューズとイスマエル・バロッソ(ベネズエラ)で王座決定戦を行う可能性を示唆している。WBAのこのクラスには暫定王者ダルレイ・ペレス(コロンビア)もおり、ややこしいことになりそうだ。