コットが大一番を予想

　「パッキャオにも十分に勝つ可能性がある」――WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(34=プエルトリコ)が、5月2日(日本時間3日)に米国ネバダ州ラスベガスで行われるフロイド・メイウェザー(38=米)対マニー・パッキャオ(36=比)について、興味深い予想をしている。

　コットは09年11月にパッキャオに12回TKO負け、12年5月にはメイウェザーに12回判定負けを喫しているが、いまはフレディ・ローチ・トレーナーに師事している関係でパッキャオとは兄弟分ということになる。正式発表はないが、コットは6月6日にIBF世界スーパーウェルター級王者コーネリアス・バンドレイジ(米)と対戦する予定だ。その試合に備えて現在はハリウッドのワイルドカード・ジムでトレーニングを続けている。メイウェザー、パッキャオの両選手と拳を交えているコットは「パッキャオの爆発力と瞬発力はメイウェザーにとっても厄介なものになるだろう。メイウェザーは賢いので距離をとって支配しようとするのではないだろうか。ローチは必要な備えをしているので、パッキャオにも勝つ可能性は十分にあると思う」と話している。メイウェザー有利ながら盟友にもチャンスあり、というニュアンスに受け取れるが……。ちなみに同じく両者と対戦経験のあるシェーン・モズリー(米)はメイウェザーの判定勝ちを推している。