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WBA、IBF、WBO3団体統一世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(31=露/米)の次戦が6月か7月、IBF1位の指名挑戦者ナジブ・モハメディ(30=仏)を相手に行われることが確定的となった。
コバレフは14日、カナダのモントリオールで元WBC王者ジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)に8回TKO勝ちを収め、通算5度目の防衛に成功した。次戦に関してメインイベンツ社のキャシー・デュバ・プロモーターは「IBFから指名防衛戦を義務づけられているので、モハメディと戦うことになる。6月か7月、ロシア開催が有力」とメディアに明かしている。そのモハメディは昨年6月、アナトリー・ドゥドチェンコ(ウクライナ/米)に7回TKO勝ちを収めてIBFの指名挑戦権を獲得。しかし、その後、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)も師事するアベル・サンチェス・トレーナーの指導を受けることになったため、「もっと時間が必要」との理由で挑戦を先送りしてきた経緯がある。こうしたなかコバレフ対パスカルの前座に顔見せとして出場し、無名のリー・キャンベル(米)に6回TKO勝ちを収めている。コバレフは28戦27勝(24KO)1分、モハメディは40戦37勝(23KO)3敗。この試合もクリアした場合、コバレフは秋にもWBC王者アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)との4団体統一戦に乗り出すものとみられている。スティーブンソンも4月4日にサキオ・ビカ(カメルーン/豪)相手の防衛戦を控えており、両王者が勝ち抜くことが統一戦実現の大前提となる。