内山の後継者争い

　内山高志(35=ワタナベ)のスーパー王者昇格にともなって空位になったWBA世界スーパーフェザー級王座の決定戦が5月16日、パナマシティで計画されている。2度の暫定王座獲得の実績を持つ2位のブライアン・バスケス(27=コスタリカ)と、元WBA世界フェザー級暫定王者で現3位のハビエル・フォルトゥナ(25=ドミニカ共和国)のカードで挙行される見通しだ。

　バスケスは12年の大晦日に内山に8回TKO負けを喫して暫定王座を失ったが、翌年に返り咲き。しかし、昨年12月のセルヒオ・トンプソン(メキシコ)戦を前に体重超過のため暫定王座を剥奪された。試合には勝ったため2位に留まった。先日、グーセン・プロモーションズと契約を交わした。35戦34勝(18KO)1敗。サウスポーのフォルトゥナは12年12月にWBA世界フェザー級暫定王座を獲得したが、翌年4月の初防衛戦時に体重オーバー。試合には勝ったもののベルトを剥奪された前科がある。29戦27勝(20KO)1分1無効試合。転級後は6戦5勝(4KO)1分の戦績を残している。