チャベス「誰とでも戦う」

　元WBC世界ミドル級王者で現在はスーパーミドル級でWBA、WBC3位にランクされるフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(29=メキシコ)は4月18日、米国カリフォルニア州カーソンでWBC世界ライトヘビー級3位、IBF11位のアンドレイ・フォンファラ(27=ポーランド米)と12回戦を行う。13ヵ月ぶりとなる試合を翌月に控えたチャベスは「世界で最高のファイターのひとりであることを証明する」と意気軒高だ。

　チャベスは昨年3月にブライアン・ベラ(米)に判定勝ちを収めたが、6月に計画されたゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)をキャンセル。その後はトップランク社との契約問題で試合が決まらず、そうこうしているうちにアル・ヘイモン氏と契約。今年に入ってカール・フロッチ(英)との大一番が内定したが、今度はフロッチの負傷で流れてしまった。今回のフォンファラ戦はこうしたなかで決まった試合だ。13ヵ月ぶりの実戦を前にチャベスは「リングに戻ることに興奮している。自分が世界で最高のファイターのひとりであることを思い出しもらえると思う。4月18日はタフなテストになるだろう。その後は誰とでも戦う」と、抱負と自信を口にしている。これに対しフォンファラは「これは大きなチャンス。ファンのためにも好試合をして勝つつもりだ」と話している。試合はショータイムの「チャンピオンシップ・ボクシング」の枠で全米に生中継されることになる。チケットは200ドル(約2万4200円)、150ドル(約1万8150円)、100ドル(約1万2100円)、50ドル(約6050円)、25ドル(約3025円)の5券種。