犬山春節祭でボクシング

　1日、愛知県犬山市で開催された第2回犬山春節祭に合わせ、会場横の市営体育館でアジア友好プロボクシング大会が行われた。ちなみに体育館近くには犬山城、城下には木曽川、登城入り口には濃尾の総鎮守とされる針綱神社が建ち、観光地としても人気の場所だ。

　興行は全6試合のほか、特別スパーリングに犬山市出身で日本ライト級12位の土屋修平(28=角海老宝石)と日本スーパーライト級10位の丸木凌介(23=天熊丸木)が登場し、会場を盛り上げた。

　今週末に東京・後楽園ホールで再起戦を予定している土屋は、「こういった形で地元に恩返しが出来て嬉しい。タイトルはまだ諦めていません。今度はベルトを獲って帰ってきたい」と話し、今月29日に愛知・刈谷市あいおいホールでWBCユース世界スーパーウェルター級王座に挑戦する丸木は「前回は失敗したが、今回は必ず獲ります」と意気込んだ。

　また、大会を主催した緑ジムの松尾敏郎会長は、自身の夢である「アジア初のヘビー級世界王者誕生」に向け、2m級のモンゴル人選手をスカウト、育成すると明かし、今夏にも現地に向かうと話した。

これが実現すれば、日本では横浜さくらジムに所属しラクバ拳士の名で日本のリングに立った元2階級制覇王者のラクバ・シン以来、2人目のモンゴル人選手誕生となる。

　なお、緑ジムでは来年の春節祭も同地での興行を予定している。最寄り駅は名鉄線・犬山遊園駅、体育館までは約1km。