世界王者も一休み

　ワタナベジムに所属するWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平とライトフライ級世界王者の田口良一が揃って19日、原宿で開催中の「EVERLAST」の展示会を訪れた。

　今月10日に引退式を迎えた日本五階級制覇王者の湯場忠志(都城レオ)とともにタイ王国の首都バンコクでリフレッシュしてきたという河野は「ゆっくりできたので良かったです。でも、帰りにバンコク市内から空港まで乗ったタクシーの運転手さんがファンキーな人で170キロでぶっ飛ばしてくれたんだけど、びっくりしましたよ」と、つかの間の休日に表情を和らげた。日程や対戦相手など次戦に関しては、決まっていないとのことだが5月ごろに防衛戦を迎えることを想定して、練習は再開している。

　この日の行動を共にした河野に続き、ワタナベジム三人目の世界チャンピオン田口は「センスはないけどファッションは好きです」と話すと「EVERLAST」のカタログを熱心にチェックした。初防衛戦の日程などは定かではないとしながらも、練習を再開している田口だが、5月に照準を合わせてスパーリングを近々スタートする。