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WBC世界ヘビー級タイトルマッチ、王者バーメイン・スティバーン(36=ハイチ/カナダ/米)対1位の指名挑戦者デオンタイ・ワイルダー(29=米)の12回戦は17日(日本時間18日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われた。試合後、
勝者と敗者がリング上でコメントを発した。
デオンタイ・ワイルダー
大差の判定勝ちを収め、約8年ぶりに米国に世界ヘビー級王座を取り戻した新王者ワイルダーは「アメリカにベルトをもたらすことができて嬉しい。この試合で私は多くの疑問に答えることができたと思う。私たちは12ラウンドまで勝負が長引くと考えていた。これ以上、私に疑問の目を向けないでほしい」と、実力を疑問視していたファンや関係者に釘を刺した。33戦全勝(32KO)。さらに、ワイルダーは4回か5回に右拳を負傷したこと、試合前に左目を傷めていたことも明かした。WBCからはブライアント・ジェニングス(米)との指名防衛戦が義務づけられているが、ジェニングスがウラジミール・クリチコ(ウクライナ)への挑戦を狙っているため、別の相手と初防衛戦を行うことになりそうだ。ワイルダーは「タイソン・フューリー(英)をやっつけ、その次にクリチコと統一戦をやりたい」と話している。一方、敗れたスティバーンは「私の夜ではなかった。100%の戦いではなかった。頭の振りも思ったようにできなかったし、やるべきことができなかった」と、完敗を認めざるをえなかった。27戦24勝(21KO)2敗1分。