和氣のV5が決定!

　OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者、和氣慎吾(27=古口)の5度目の防衛戦が2月27日(金)、後楽園ホール開催の「ガッツファイティング」のメインイベントに決まった。古口ジムが15日に発表したもので、対戦相手は交渉中。

　和氣には昨年12月、ギジェルモ・リゴンドー(米/キューバ)の持つWBA・WBO世界同級王座挑戦のオファーが届いていたが、その前に内定していたV5戦と絡み断念。結局、12月末の防衛戦も立ち消えとなり、今回あらためて仕切りなおしのV5戦に臨むこととなった。

　「リゴンドーと出来なかったことは残念ですが、世界を獲りに行く気持ちに変わりはありません。相手はまだ未定ですが、会長にすべて任せています。確実に勝って世界に繋げます」と和氣。昨年までの勢いを落とす形となったが、迷いは吹っ切れたようだ。

　同興行のセミファイナルには、日本スーパーフライ級7位の白石豊土(28=協栄)が出場し、前座では和氣の弟分で日本同級15位の山下賢哉(18)が、サウスポーの田之岡条(21=小熊)のランカー挑戦を受ける。昨年の全日本フライ級新人王の山下と、一昨年の東日本スーパーフライ級新人王で先月まで日本ランクを有していた田之岡。どちらも今年の売り出しを懸けた楽しみな一戦となった。

　また古口ジムでは、昨年度B級トーナメント・バンタム級優勝の田村亮一(27)が3月15日、福岡・九電記念体育館で日本バンタム級7位の坂本英生(29=フジタ)に挑戦することも判明。和氣に続けと、今年の古口ジムは飛躍の一年を目指す。