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米国ネバダ州ラスベガスで行われる試合を管理しているネバダ州アスレチック・コミッション(NSAC)は12日、昨年9月にラスベガスのハードロックホテル&カジノで行われたWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦、ルイス・オルティス(35=キューバ/米)対ラティフ・カヨーデ(31=ナイジェリア/米)の結果を「ルイスの1回TKO勝ち」から「無判定試合」に変更すると発表した。オルティスがドーピングで失格と判断されたため。
ルイス・オルティス
オルティス対カヨーデの試合は、初回早々にダウンを奪ったサウスポーのオルティスがラウンド終了間際に連打を浴びせて2分55秒TKO勝ち、WBA世界ヘビー級暫定王座を獲得した。カヨーデ側は「ダウンはスリップ。さらにストップも早かった」と抗議していた。これとは別に試合後の検査でオルティスから筋肉増強剤の陽性反応が出たため、NSACはオルティスから聞き取りをするなど慎重に対応を練ってきた。オルティスがドーピングで失格となったことを受け試合結果は無判定試合に変更されることになり、これにともない暫定王座も失うことが確実視されている。