IBFのC級に暫定王座

　IBFは同団体のクルーザー級王者ジョアン・パブロ・エルナンデス(30=キューバ/独)が負傷により防衛戦義務を果たせないため、暫定王座を置くことを決めた。

　エルナンデスは昨年12月に元WBO暫定王者オラ・アフォラビ(英/米)との防衛戦が決まっていたが、右肘を痛めたためキャンセル。その後も試合予定が立たないことから今回の措置が決まった。暫定王座決定戦はアフォラビと元WBO王者ビクトル・エミリオ・ラミレス(亜)のカードで行われる。アフォラビは28戦21勝(10KO)3敗4分、ラミレスは23戦21勝(17KO)2敗。この試合の勝者はエルナンデスとIBF内統一戦を義務づけられるが、もしもエルナンデスが8月6日までに対戦が不可能な場合は王座が剥奪され、暫定王者が正王者に昇格することになるという。なお、IBFが暫定王座を置くのは極めて珍しく、過去にコンスタンチン・チュー(露)やヘスス・チャベス(メキシコ)、ウリセス・ソリス(メキシコ)の3例が残っているぐらいだ。