プリエト「強い気持ちで戦う」

　2階級制覇王者で現WBC世界ライト級1位のホルヘ・リナレス(29=帝拳)と、30日の東京都体育館でWBC同級王座を争う2位のハビエル・プリエト(27=メキシコ)25日、都内のジムで公開練習を開いた。プリエトの戦績は33戦24勝(18KO)7敗2分。今回が初の世界挑戦となる。

　コンディションは順調と語ったプリエトだったが、ライト級リミットの61.2kgまではまだ遠いようで、ウェアをたっぷりと着込み長時間の練習で汗を流した。

　リナレスについてプリエトは「スピードのあるバランスの取れた選手」と評価しつつも、「彼の長所、短所をしっかりと研究し、いくつかの作戦を持ってきた。世界チャンピオンになるという、より強い気持ちを持った方が勝つ。試合では持ち味の攻撃力でグレートな試合を見せたい」と意気込んだ。

　また、「日本人はとても優しく親切。ここで試合をすることが夢だった。とても誇りを感じる」とリップサービスも忘れず、笑顔を絶やすことはなかった。